【「ぶどう」だけじゃない!】イタリア語の「uva」の本当の使い方:食材からワイン文化まで深掘り
1. 単語の基本情報
| 単語 | uva |
| 品詞 | 名詞(女性名詞・集合名詞) |
| 発音(カタカナ表記) | ウーヴァ |
| 主な意味 | ぶどう(房全体)、ぶどう品種 |
| 由来 | ラテン語 uva(ぶどう)。古代からワイン文化とともに使われてきた、イタリア生活に深く根付く語。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 一般的な「ぶどう」
例文 1
Mi piace l’uva nera più di quella bianca.
白ぶどうより黒ぶどうの方が好きだ。
“uva” は基本的に「ぶどう一房」または種類としてのぶどうを指す集合名詞。
B. 品種を指すとき
例文 2
Quest’uva è perfetta per fare il vino.
このぶどうはワイン造りに最適だ。
ワイン用ぶどう全般を指して“uva”と呼ぶため、ワイン文化では非常に重要な語。
C. 食べ物関連の表現
例文 3
Vorrei un succo d’uva.
ぶどうジュースをください。
“d’uva”で「ぶどうの〜」の意味になる。
2-2. ニュアンスの深掘り
“uva” は集合名詞のため単数で使われるが、品種や種類を表す場合は“le uve”という複数形も使われる。
また、イタリアでは“uva da tavola(生食用)”と“uva da vino(ワイン用)”の区別が日常的に重要で、ぶどうを語るときの前提となる。
ぶどう一粒を表す“acino”はより技術的で、栽培や醸造の話題でよく使われる。
例文:Le uve italiane sono famose in tutto il mondo.(イタリアのぶどう品種は世界中で有名だ)
2-3. 日常の中での登場シーン
果物としての話題
Hai comprato l’uva?(ぶどう買った?)
ワインについて語るとき
Questo vino è prodotto con uva locale.(このワインは地元のぶどうで作られている)
食品・香りの表現
Adoro il gelato all’uva.(ぶどう味のジェラートが大好き)
市場や八百屋で
Quanta uva desidera?(ぶどうはどれくらいにしましょう?)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. “uva” の複数形は?

集合名詞なので単数が基本だが、品種・種類を表す場合には“le uve”が使われる。
例:Le uve pregiate della Toscana.(トスカーナの高品質のぶどう品種)
Q2. 「レーズン」は?

uva passa(ウーヴァ・パッサ)。料理やお菓子で頻出。
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
uva nera(黒ぶどう)
uva bianca(白ぶどう)
uva da tavola(生食用ぶどう)
uva da vino(ワイン用ぶどう)
派生語
acino(ぶどうの粒)
vigneto(ぶどう畑)
vendemmia(葡萄収穫、ワイン用)
まとめ
| コアの意味 | ぶどう(房全体)。 |
| 広がる意味 | 品種・ワイン用ぶどう・食文化の重要語。 |
| ネイティブの感覚 | “uva”はワイン文化と密接に結びつき、単なる果物以上の文化的な重みをもつ語。 |
| 発音の注意 | 「ウーヴァ」。語頭の“u”をしっかり発音する。 |
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