【「いつも」だけじゃない】イタリア語 sempre の本当の使い方
1. 単語の基本情報
| 単語 | sempre |
| 品詞 | 副詞 ※変化しない語 |
| 発音(カタカナ表記) | センプレ |
| 主な意味 | いつも、 常に、 ずっと |
| 由来 | ラテン語 semper(常に)に由来。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 習慣・日常の繰り返し
例文 1
Vado sempre a piedi.
私はいつも歩いて行く。
行動の頻度を表す、最も基本的な使い方。
「毎回そうする」という、生活のリズムに近い。
B. 状態が変わらないこと
例文 2
È sempre stanco.
彼はいつも疲れている。
一時的というより、「そういう状態が続いている」感覚。
essere と非常に相性がいい。
C. 会話の中での「譲歩・強調」
例文 3
È sempre meglio di niente.
ないよりはマシだよ。
sempre が入ることで、断定がやわらぎ、
イタリア語らしい現実的なニュアンスになる。
2-2. ニュアンスの深掘り
sempre のコアは「変わらず、そこにあること」。
イタリア人にとって sempre は、単なる回数表現ではなく、「関係性や態度が持続している」ことを示す言葉です。人に対して使えば「いつも味方だ」「前からそうだ」という信頼や前提が含まれ、状況に対して使えば「今さら驚かない」「そういうものだ」という受容のニュアンスが生まれる。sempre は、時間を数える言葉というより、「変わらなさ」を共有する言葉です。
例文
Sarò sempre dalla tua parte.
私はいつもあなたの味方だ。
2-3. 日常の中での登場シーン
習慣について
Vengo sempre qui.(いつもここに来る)
人との関係で
Siamo sempre insieme.(ずっと一緒)
会話を和らげるとき
È sempre così.(まあ、いつもそんなもの)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. sempre は文のどこに置く?

基本は動詞の近く。
複合時制では助動詞の後ろに来ることが多い。
Q2. sempre と tutto il tempo の違いは?

sempre は感覚的・主観的。
tutto il tempo は客観的で時間量を強調する。
Q3. 否定文でも使える?

使える。
Non è sempre facile.(いつも簡単とは限らない)
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
per sempre(永遠に)
come sempre(いつも通り)
da sempre(ずっと前から)
派生語
sempreché(〜である限り)
この単語を含む慣用句
È sempre la solita storia!(またいつもの話だ、相変わらずだ)
まとめ
| コアの意味 | 変わらず続くこと |
| 広がる意味 | 習慣、態度、関係性の持続 |
| ネイティブの感覚 | 「回数」より「在り方」を表す言葉 |
| 発音の注意 | セ を軽く、ンプ をなめらかにつなげる |
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