【「準備できた」だけじゃない!】イタリア語の「pronto」の本当の使い方:即応・合図・電話の言葉まで
1. 単語の基本情報
| 単語 | pronta, pronto |
| 品詞 | 形容詞 ※複数形は pronti / pronte |
| 発音(カタカナ表記) | プロント |
| 主な意味 | 準備ができた、すぐの、即座の、用意の整った |
| 由来 | ラテン語 promptus(前に出された、すぐ使える)に由来。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 準備ができている状態
例文 1
Sono pronto.
準備できたよ。
日常で最も基本的な使い方。
出発前、開始前など、あらゆる場面で使える。
例文 2
La cena è pronta.
夕食の準備ができた。
人だけでなく、物事・食事にも使われる。
B. 即応性・すぐに〜できる
例文 3
È sempre pronto ad aiutare.
彼はいつもすぐ助けてくれる。
「行動の早さ」「対応の良さ」を評価する表現。
C. 電話での決まり文句
例文 4
Pronto?
もしもし?
イタリア語特有の使い方。
「準備はできています、話せます」という意味合い。
D. 比喩的な使い方(精神的な準備)
例文 5
Non mi sento pronto per questa decisione.
この決断をする準備ができていない。
心構え・覚悟ができているかどうかを表す。
2-2. ニュアンスの深掘り
pronto には「速さ」以上に、「すでに整っている状態」という感覚があります。
イタリア語では、何かを始める前に「準備が整っているか」を重視し、その状態を一言で示せるのが pronto。
電話での Pronto? も、「あなたの言葉を受け取る用意ができている」という合図。
行動に移る前の“間”を大切にする、イタリア人の感覚が反映された言葉です。
例文
Quando sei pronto, iniziamo.
準備ができたら始めよう。
2-3. 日常の中での登場シーン
出発・開始前
Sono pronto, andiamo.(準備できた、行こう)
料理や作業完了
È tutto pronto.(全部準備できた)
電話応対
Pronto? Chi parla?(もしもし、どちら様?)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. pronto と veloce の違いは?

veloce は「速い」。
pronto は「すぐ対応できる状態」。
👉 速さそのものではなく「準備の有無」が焦点。
Q2. 電話では必ず Pronto??

基本的にはそう。
casa や ufficio など、場所を言う場合もあるが、Pronto? が最も一般的。
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
essere pronto(準備ができている)
pronto soccorso(救急外来)
pronto a tutto(何でもする覚悟がある)
派生語
prontezza(即応性、機転)
この単語を含む慣用句
pronto all’uso(すぐ使える)
essere pronto come un fulmine(非常に反応が早い)
まとめ
| コアの意味 | 準備が整っている状態 |
| 広がる意味 | 即応性、合図、心構え |
| ネイティブの感覚 | pronto は「今、受け取れる」というサイン |
| 発音の注意 | r を軽く巻き、「プロント」と歯切れよく発音 |
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