【「注文する」だけじゃない!】イタリア語の「ordinare」の本当の使い方:頼む・命じる・整えるという秩序の動詞
1. 単語の基本情報
| 単語 | ordinare |
| 品詞 | 動詞 |
| 発音(カタカナ表記) | オルディナーレ |
| 主な意味 | 注文する 命じる 整頓する 整理する |
| 由来 | ラテン語 ordinare(秩序づける、配列する)に由来し、ordo(秩序、順序)と同じ語源を持つ。「順序を与える」という感覚が核にある。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. レストランで注文する ordinare
例文1
Vorrei ordinare una pizza.
ピザを注文したいのですが。
もっとも日常的な用法。日本語では「注文する」だが、イタリア語では「自分の望みを秩序の中に置く」感覚がある。
店という場の流れに沿って、自分の選択を正式に位置づける行為である。
B. 命令する ordinare
例文2
Il comandante ha ordinato l’attacco.
司令官は攻撃を命じた。
ここでは「命じる」という強い意味になる。上位の立場から秩序を与える行為であり、個人の願望ではなく権限に基づく発話である。
この動詞は意味ではなく文中での機能がポイントで、主語の権威性によってニュアンスが決まる。
C. 整理する ordinare
例文3
Devo ordinare la mia scrivania.
机を整理しなければならない。
物理的な空間に秩序を与える意味でも使われる。ここでも「整える」という語源的感覚がそのまま残っている。
2-2. ニュアンスの深掘り
ordinare は単に「頼む」「命じる」という行為ではなく、「秩序を作る」というイタリア的思考を映す動詞である。
レストランで注文することも、軍で命令することも、机を整理することも、すべて「混沌に順序を与える」行為として統一されている。
イタリア社会では秩序と人間関係の階層が明確に意識される場面が多く、ordinare には立場や場の流れを前提とする感覚がある。
注文であっても命令であっても、その背景には「構造の中で位置を与える」という発想がある。
例文
Ho ordinato un caffè al bar.
バールでコーヒーを注文した。
2-3. 日常の中での登場シーン
バールで
Posso ordinare un caffè?(コーヒーを注文してもいいですか。)
家庭で
Ordina la tua stanza.(自分の部屋を片付けなさい。)
仕事で
Il direttore ha ordinato una riunione.(部長が会議を指示した。)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. ordinare と chiedere の違いは?

chiedere は「尋ねる」「お願いする」という意味で、相手の判断に委ねる感覚が強い。
ordinare は「秩序の中に位置づける」行為で、より明確で確定的な響きがある。
Q2. ordinare は失礼に聞こえない?

文脈による。レストランでは自然な表現だが、人に対して使うと命令的になることがある。
丁寧にしたい場合は vorrei を添えると柔らぐ。
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
ordinare da mangiare(食べ物を注文する)
ordinare una pizza(ピザを注文する)
派生語
ordine(秩序、注文)
この単語を含む慣用句
mettere in ordine(整理する)
まとめ
| コアの意味 | 秩序を与える |
| 広がる意味 | 注文する 命じる 整理する |
| ネイティブの感覚 | 場や関係の中に物事を位置づける行為 |
| 発音の注意 | オルディナーレ。r を軽く巻き、-re をはっきり発音する。 |
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