【「周り」以上の意味!】イタリア語の「intorno」の本当の使い方:空間・関係・感覚をつなぐ言葉
1. 単語の基本情報
| 単語 | intorno |
| 品詞 | 前置詞・副詞 ※女性形・男性形は存在せず、複数形もなし |
| 発音(カタカナ表記) | イントルノ |
| 主な意味 | 周囲 まわり あたり おおよそ 取り巻く |
| 由来 | ラテン語 intornare(周囲に回す、回る)に由来し、「何かを中心に回る」イメージから発展。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 空間的な「周り・まわり」
例文1
C’erano fiori intorno alla fontana.
噴水の周りには花があった。
intorno は物理的に「中心の周囲」を指すときに使われる。
la fontana が中心で、それを取り巻く空間に fiori があるイメージ。
これは意味ではなく文中での機能がポイントで、中心と周囲の関係性を示す。
B. 抽象的・比喩的な「まわり・関係」
例文2
Si parlava molto intorno a quel problema.
その問題についてあれこれ話していた。
この用法では具体的な物理的空間ではなく、「議題の周辺に関する話」を表す。
直線的に問題を扱うのではなく、周辺的な要素や関連事項を含めて話すニュアンスがある。
C. おおよその量・時間の「くらい・ごろ」
例文3
Arriverà intorno alle tre.
3時ごろに到着するだろう。
時間や数量に使うときは「正確ではないが中心に近い範囲」を示す。
数字や時間の周囲に幅を持たせて柔らかく伝えるニュアンスがある。
2-2. ニュアンスの深掘り
intorno は空間だけでなく関係性や抽象概念にも広がる柔軟な語である。
イタリア語では中心を意識して周囲との関係性を言語化する傾向があり、intorno はまさにその表現手段だ。
空間的感覚と抽象的感覚を橋渡しするため、文脈によって物理的周囲、関係性、あるいはおおよその数値・時間を表すことができる。
例文
Cosa c’è intorno a questa idea?
このアイデアの周りには何がある?
2-3. 日常の中での登場シーン
街や自然の風景
Ci sono negozi intorno alla piazza.(広場の周りには店がある。)
議論や会話
Si discute intorno a quel tema.(そのテーマについてあれこれ議論している。)
時間や予定の説明
La riunione sarà intorno alle cinque.(会議は5時ごろです。)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. intorno と attorno の違いは?

両方とも「周り」を意味するが、intorno は空間・抽象両方に使え、attorno は物理的空間に限定されることが多い。
Q2. 数量や時間に使うときの注意は?

正確な数値ではなく「だいたい」を示す表現になるため、文脈で誤解のないように使う。
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
intorno a(〜の周りに/〜ごろに)
camminare intorno(〜の周りを歩く)
giro intorno(周囲の回転)
この単語を含む慣用句
parlare intorno a qualcosa(あれこれ話す)
まとめ
| コアの意味 | 中心を取り巻く周囲・まわり |
| 広がる意味 | 抽象的関係性 おおよその時間・数量 取り巻く感覚全般 |
| ネイティブの感覚 | 中心を意識して周囲との関係性を描写する言語的感覚 |
| 発音の注意 | イントルノ と短く滑らかに発音。r は軽く巻き舌で。 |
カテゴリ一覧:






