【「正しい」だけじゃない】イタリア語の「giusto」の本当の使い方:正義・適切さ・ちょうどよさ
1. 単語の基本情報
| 単語 | giusta, giusto |
| 品詞 | 形容詞・副詞、名詞的な用法あり ※女性形は giusta、男性形は giusto、複数形は giusti / giuste |
| 発音(カタカナ表記) | ジュースト |
| 主な意味 | 正しい、適切な、ちょうどよい、当然の |
| 由来 | ラテン語 iustus(正義にかなった、正しい)に由来。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 判断・意見が「正しい」
例文 1
Hai ragione, è giusto.
君の言う通り、それが正しい。
意見や判断に同意するときの定番表現。
例文 2
È la decisione giusta.
それは正しい判断だ。
倫理的・状況的に「筋が通っている」ことを示す。
B. 状況に「適切」「ふさわしい」
例文 3
Non è il momento giusto.
今は適切なタイミングじゃない。
時間・状況・文脈との一致を表す。
例文 4
Hai usato le parole giuste.
君は適切な言葉を使った。
人間関係で非常によく使われる用法。
C. 程度・量が「ちょうどよい」
例文 5
La temperatura è giusta.
温度がちょうどいい。
感覚的・身体的な快適さを表す。
例文 6
È giusto così.
これでちょうどいい。
議論や作業を自然に締める言い方。
D. 副詞的な使い方
例文 7
Arrivi giusto in tempo.
ちょうど間に合うよ。
giusto が副詞的に「ぴったり」「ちょうど」を表す。
2-2. ニュアンスの深掘り
“giusto” はイタリア語において、「正解」を押しつける言葉ではなく、「納得できる落としどころ」を示す語。
法律や倫理の文脈では正義を表すが、日常会話では「行き過ぎていない」「無理がない」状態を指すことが多い。
完璧さよりも、状況に合ったバランスを重視するイタリア的価値観が反映されている。
例:Mi sembra giusto così.
私はこれで納得している。
2-3. 日常の中での登場シーン
意見に同意するとき
È giusto.(その通り)
タイミングを語るとき
È il momento giusto.(ちょうどいい時だ)
感覚的な快適さを表すとき
La misura è giusta.(サイズがぴったり)
話をまとめるとき
Direi che è giusto così.(これでいいと思う)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. giusto と corretto の違いは?

corretto は「規則・形式に合っている」。
giusto は「人情・状況・倫理にかなっている」。
Q2. 副詞として使うときの注意点は?

強調しすぎず、「ぴったり」「ちょうど」を自然に表すのが特徴。
Q3. giusto は名詞としても使われる?

使われますが、かなり限定的です。
giusto は名詞として使われると、「正義」「正当なもの」「当然の取り分」といった抽象的な意味になります。
Lottare per il giusto.
正義のために闘う。
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
momento giusto(適切な時)
decisione giusta(正しい判断)
misura giusta(ちょうどよい量)
派生語
giustizia(正義)
giustificare(正当化する)
ingiusto(不当な)
この単語を含む慣用句
essere giusto giusto(ぎりぎりちょうど)
nel modo giusto(正しいやり方で)
まとめ
| コアの意味 | 正しさと適切さ |
| 広がる意味 | 判断、タイミング、量、納得感 |
| ネイティブの感覚 | “giusto” は「正解」より「しっくりくる」 |
| 発音の注意 | 「ジュー」をはっきり、「スト」は軽く。 |
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