【「〜である」だけじゃない】イタリア語 essere の本当の使い方
1. 単語の基本情報
| 単語 | essere |
| 品詞 | 動詞(自動詞) ※不規則動詞 |
| 発音(カタカナ表記) | エッセレ |
| 主な意味 | 〜である、 存在する、 状態にある、 いる |
| 由来 | ラテン語 esse(存在する)に由来。「在ること」そのものを表す、インド・ヨーロッパ語族の根幹動詞。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 状態・性質を表す
例文 1
Sono stanco.
私は疲れている。
essere は「何かをする」よりも、「今どういう状態か」を示す。
感情・体調・雰囲気など、変化する状態にも自然に使われる。
B. 身分・属性・本質を表す
例文 2
È italiana.
彼女はイタリア人だ。
職業、国籍、性格など、その人を形づくる要素を表すときの essere。
一時的というより、「その人らしさ」に近い感覚。
C. 存在・所在を表す
例文 3
C’è un bar qui vicino, ed è aperto.
この近くにバールがあって、開いている。
essere は「存在している状態」を静かに示す。
動きよりも、「そこに在る」ことに焦点がある。
2-2. ニュアンスの深掘り
essere のコアは「存在」と「状態」。
イタリア人にとって essere は、何かを定義するための動詞というより、「今どう在るか」を共有するための言葉です。
行動や成果よりも、その背景にある気分、立場、空気感を大切にする文化では、「する(fare)」より先に「在る(essere)」が語られます。
だからこそ、essere を使った表現には、評価や判断よりも“受け止める”ニュアンスが残る。イタリア語がどこか人間的に感じられる理由のひとつです。
例文
Essere se stessi è importante.
自分らしくいることは大切だ。
2-3. 日常の中での登場シーン
あいさつの中で
Come sei?(元気?どんな感じ?)
感情や体調について
Sono felice / Sono stanco
場所や状況の説明
È qui / È chiuso / È tardi
3.疑問に答えるQ&A
Q1. essere と stare の違いは?

essere は状態そのもの。
stare は一時的・限定的な状態や態度を強調することが多い。
Q2. essere は過去形が難しい?

確かに不規則だが、補助動詞としても頻出なので避けて通れない。
Q3. essere は受動文でも使う?

使う。
essere + 過去分詞で受動の意味になる。
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
essere d’accordo
essere in ritardo
essere a casa
派生語
essenza
esistenza
この単語を含む慣用句
essere sul punto di
essere fuori di sé
まとめ
| コアの意味 | 存在する、在る |
| 広がる意味 | 状態、性質、立場を表す |
| ネイティブの感覚 | 「何をするか」より「どう在るか」を示す動詞 |
| 発音の注意 | 最初の エッ をしっかり詰めて、セレ は流れるように |
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