【「試験」だけでは足りない】イタリア語 esame が映し出す「向き合う時間」と覚悟
1. 単語の基本情報
| 単語 | esame |
| 品詞 | 名詞 |
| 発音(カタカナ表記) | エザーメ |
| 主な意味 | 試験、試問、検査、精査 |
| 由来 | ラテン語 exāmen(秤の針、厳密な検証)に由来し、物事を注意深く量り、見極める行為を指していた。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 学業・資格の試験
例文1
Domani ho un esame importante.
明日は大事な試験がある。
esame は学校や大学での試験を指す最も基本的な語だが、「評価される場」というより「自分が問われる時間」という感覚を伴う。
B. 医療・技術的な検査
例文2
Devo fare un esame del sangue.
血液検査を受けなければならない。
身体や状況を客観的に調べる行為にも esame が使われ、冷静で専門的な文脈に置かれる。
C. 内省・精査
例文3
È necessario un esame di coscienza.
自己反省が必要だ。
行動や心の在り方を厳しく見つめ直す場面でも esame は用いられ、単なるテストを超えた倫理的・内面的な意味を持つ。
2-2. ニュアンスの深掘り
esame はイタリア語母語話者にとって「合格・不合格」を決める装置というより、「真正面から向き合う瞬間」を表す語である。
評価される側であると同時に、自分自身を差し出す時間という意識が強く、だからこそ緊張や重みが言葉自体に宿る。
学業でも人生でも、esame は避けられない通過点として語られることが多い。
例文
L’esame mi ha fatto crescere.
その試験は私を成長させた。
2-3. 日常の中での登場シーン
大学生活
Preparare un esame.(試験勉強をする)
医療の場
Risultato dell’esame.(検査結果)
内省的な場面
Fare un esame di coscienza.(自己を省みる)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. test と esame の違いは?

test はより軽く、手段的・技術的な確認を指すことが多い。
一方 esame は評価や判断が伴い、心理的重みが大きい。
Q2. 複数形 esami はいつ使う?

複数の科目試験や検査をまとめて指すときに使われ、大学生活では頻出する形である。
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
esame orale(口頭試験)
esame scritto(筆記試験)
派生語
esaminare(調べる、精査する)
この単語を含む慣用句
esame di coscienza(良心の呵責、自己反省)
まとめ
| コアの意味 | 厳密に見極める試み |
| 広がる意味 | 学業、医療、内省まで及ぶ |
| ネイティブの感覚 | 向き合い、試される時間 |
| 発音の注意 | 語頭の e を弱く、sa をはっきり発音する |
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