cercare

【「探す」だけじゃない!】イタリア語の「cercare」の本当の使い方:求める心と行動を表す動詞

1. 単語の基本情報

単語cercare
品詞動詞
発音(カタカナ表記)チェルカーレ
主な意味探す、求める、〜しようとする
由来ラテン語 circare(周囲を回る)に由来し、「周りを見渡しながら目的のものを探す」という動きの感覚を含む。

2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」

2-1. 例文と解説

A. 物や人を「探す」

例文1
Sto cercando le chiavi.
鍵を探しています。

cercare は物理的に存在するものを探すときに使います。「見つかっていないものを意識的に探し回る」行為を表します。
由来どおり、視線や行動が空間の中を動いているイメージがあります。

B. 仕事や機会を「探す」

例文2
Cerco lavoro a Roma.
ローマで仕事を探しています。

ここでは具体物ではなく「機会」や「可能性」を探しています。
イタリア語では未来に向かって動く姿勢も cercare で表します。

C. 「〜しようとする」

例文3
Cerco di capire.
理解しようとしています。

cercare di + 不定詞 で「〜しようと努める」という意味になります。まだ達成していないが、努力している状態を表します。

2-2. ニュアンスの深掘り

cercare は単なる「探す」という動作以上に、「自分から動いて求める姿勢」を表します。
イタリアでは、人生は待つものではなく cercare するものだとよく言われます。仕事も愛も幸せも、自分から動いて探すもの。だから cercare には能動性があります。

一方で、まだ手に入っていない状態も含むため、少しの切なさや不完全さもにじみます。「今はまだないけれど、求めている」という感覚です。

例文
Cerco qualcosa che mi renda felice.
自分を幸せにしてくれる何かを探しています。

2-3. 日常の中での登場シーン

家の中で物をなくしたとき
Hai cercato bene?(ちゃんと探した?)

求人広告を見ているとき
Sto cercando un nuovo lavoro.(新しい仕事を探しています。)

誰かに助けを求めるとき
Cerco aiuto.(助けを求めています。)

理解しようと努力するとき
Cerco di spiegarmi meglio.(もっと上手く説明しようとしています。)

3.疑問に答えるQ&A

Q1. cercare と provare の違いは?

lumacayo
lumacayo

cercare はまだ手に入っていないものを探すこと、provare は実際にやってみて体験することです。
cercare は「外に向かって探す」、provare は「試して確かめる」感覚があります。

Q2. cercare は再帰形になることがある?

lumacayo
lumacayo

はい、cercarsi とすると「自分のために探す」という意味合いが強まります。例えば mi cerco un appartamento は「自分用にアパートを探している」というニュアンスです。

4.関連表現・派生語

よく使われる連語
cercare lavoro(仕事を探す)
cercare casa(家を探す)
cercare di fare(〜しようとする)

派生語
ricerca(研究、調査)

この単語を含む慣用句
chi cerca trova(探す者は見つける)
cercare il pelo nell’uovo(卵の中に毛を探す=重箱の隅をつつく)
cercarsela(自らそれを探す=自ら災いを招く、自業自得である)

まとめ

コアの意味まだ手に入っていないものを探す
広がる意味求める、〜しようと努める、未来に向かって動く
ネイティブの感覚能動的に人生を切り開く姿勢を表す動詞。探している最中の不完全さも含む。
発音の注意cer-ca-re と3音節で発音し、最初の cer は「チェル」とはっきり発音する。

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