【「いい」だけじゃない!】イタリア語の「buono」の本当の使い方:味・性格・状況すべてを評価する言葉
1. 単語の基本情報
| 単語 | buono |
| 品詞 | 形容詞(ときに名詞的にも使われる) |
| 発音(カタカナ表記) | ブオーノ |
| 主な意味 | よい、良質な、おいしい、優しい、(名詞的)善良な人 |
| 由来 | ラテン語 bonus(良い、立派な)が語源。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 品質・状態の「よい」
例文 1
È un buon libro.
これは良い本だ。
物・状況の質を肯定的に評価するときの最も一般的な用法。
“buon” は名詞の前で語尾が落ちる。
B. 食べ物の「おいしい」
例文 2
Questo gelato è molto buono.
このジェラート、とてもおいしい。
味を評価するときに頻出。特にイタリアでは「料理の良さ」を語る際の最重要形容詞といえる。
C. 人の性格の「優しい・善良な」
例文 3
È una persona molto buona.
彼女はとても優しい人だ。
性格的な「善性」「やさしさ」を表す。
宗教的文脈では「善良な」という重みのある意味にもなる。
D. 名詞的に「善良な人」「いい人」
例文 4
I buoni verranno premiati.
善良な人々は報われるだろう。
文学・宗教で使われるが、口語でも「buono」が名詞扱いになることがある。
2-2. ニュアンスの深掘り
“buono” は「質の良さ」だけでなく「心の良さ」「味の良さ」など幅広いカテゴリに適用できる万能形容詞。
同じ意味でも“bravo”と異なり、行動のうまさ・能力ではなく「性質そのものが良い」という評価になる。
食べ物に使うときは“buono”が標準だが、感動を込めたいときは“buonissimo”(超おいしい)にすることが多い。
語順の変化にも注意。“uno studente buono(善良な学生)”と“un buon studente(成績の良い学生)”は意味が違う。
例文:È un buon medico, ma soprattutto è un uomo buono.(彼は優秀な医者だが、何より善良な人だ)
2-3. 日常の中での登場シーン
食事の場面
Com’è il pane? È buono.(このパンどう?おいしいよ)
人柄を褒めるとき
Mia nonna è una donna buona.(私の祖母は優しい女性だ)
品質の評価
Ho comprato un buon vino.(良いワインを買った)
励ます表現として
Dai, che sei un buon amico.(元気出してよ、君はいい友達だ)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. “buono” と “bravo” の違いは?

buono=性質がよい、優しい、味がおいしい
bravo=腕がいい、よくできた、褒め言葉として「えらいね!」
Q2. “buono” の位置は前後どちら?

どちらも可能だが意味が変わることがある。
un buon ragazzo(善良な少年)
un ragazzo buono(心の優しい少年)
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
buon appetito(召し上がれ)
buon lavoro(仕事頑張って)
buona fortuna(幸運を)
buon umore(機嫌の良さ)
派生語
bontà(善良さ、優しさ)
buonissimo(とてもおいしい、すごく良い)
この単語を含む慣用句
A buon intenditor poche parole.(賢い人には少ない言葉で十分)
Fare una buona figura.(良い印象を与える)
まとめ
| コアの意味 | よい、おいしい、優しい。 |
| 広がる意味 | 性格・品質・味・状況など総合的な肯定。 |
| ネイティブの感覚 | “buono” は生活の至るところに登場する基本語で、温かさと肯定のニュアンスを持つ。 |
| 発音の注意 | ブオーノ。語中の“uo”を滑らかにつなげる。 |
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