【「一緒に行く」だけじゃない!】イタリア語の「accompagnare」の本当の使い方:人間関係を映す“寄り添い”の動詞
1. 単語の基本情報
| 単語 | accompagnare |
| 品詞 | 動詞(他動詞) |
| 発音(カタカナ表記) | アッコンパニャーレ |
| 主な意味 | 付き添う、同行する、伴う、送る、伴奏する |
| 由来 | ラテン語 ad(〜へ)+ companio(仲間、パンを分け合う人)に由来し、「誰かとパンを分け合う=一緒にいる」という発想から生まれた語。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 人に付き添う・送る
例文1
Ti accompagno a casa.
君を家まで送るよ。
単に「一緒に行く」という意味ではなく、「あなたのために一緒に行く」「あなたを目的地まで見届ける」という気遣いが含まれます。主語の意志がはっきりしているのが特徴です。
B. 感情や状況が伴う
例文2
La musica accompagna la scena.
音楽がその場面に寄り添っている。
ここでは物理的な同行ではなく、「何かが何かに自然と寄り添い、雰囲気を作る」という意味になります。音楽は主役ではなく、主役を引き立てる存在です。
C. 伴奏する
例文3
Mi accompagni al pianoforte?
ピアノで伴奏してくれる?
地域やコミュニティの中で、年上の女性に親しみをこめて“zia+名前”と呼ぶことがあります。
2-2. ニュアンスの深掘り
accompagnare には、イタリア人らしい「一人にしない」という感覚が色濃く表れています。ただ隣にいるのではなく、相手の状況や感情を理解し、その時間を共有するという発想です。
イタリアでは子どもを学校まで accompagnare することは日常的であり、大人同士でも夜道を一人にしない配慮があります。また、音楽やワインが料理を accompagnare すると言うとき、それは主役を引き立て、調和を生むという美意識を含んでいます。
「関係性」を重んじる社会だからこそ、この動詞は人間関係の距離感を象徴する言葉になっています。
例文
Ti accompagno io, non preoccuparti.
私が一緒に行くよ、心配しないで。
2-3. 日常の中での登場シーン
家族の場面
Accompagno i bambini a scuola.(子どもたちを学校へ送る)
恋人同士
Ti accompagno alla stazione.(駅まで送るよ)
レストランで
Un vino bianco accompagna bene il pesce.(白ワインは魚料理によく合う)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. accompagnare と andare con はどう違う?

andare con は「一緒に行く」という事実の共有ですが、
accompagnare は「相手を目的地まで見届ける」という意志や配慮が含まれます。
Q2. 受け身で使える?

はい。「essere accompagnato」は「付き添われる」という意味になります。
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
accompagnare qualcuno a casa(誰かを家まで送る)
accompagnare alla porta(玄関まで見送る)
派生語
accompagnamento(付き添い 伴奏)
この単語を含む慣用句
farsi accompagnare da qualcuno (誰かに付き添ってもらう/送ってもらう)
accompagnare con lo sguardo(視線で見送る)
まとめ
| コアの意味 | 誰かや何かに寄り添い、共に進むこと |
| 広がる意味 | 送る、伴う、引き立てる、伴奏する |
| ネイティブの感覚 | 「一人にしない」という関係性重視の感覚が込められている |
| 発音の注意 | cc は強く「ッ」と発音し、gn は「ニャ」に近い音になる |
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