【下にあるだけじゃない】イタリア語 sotto が作る距離感
1. 単語の基本情報
| 単語 | sotto |
| 品詞 | 前置詞、副詞 |
| 発音(カタカナ表記) | ソット |
| 主な意味 | 下に、下で、〜の下に、〜のもとで |
| 由来 | ラテン語 subtus(下に)に由来。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 物理的な「下」
例文1
Il gatto è sotto il tavolo.
猫はテーブルの下にいる。
もっとも基本的で視覚的な使い方。
B. 覆われた状態
例文2
Sono sotto la pioggia.
雨に降られている。
「下にある」=影響を受けている、という感覚。
C. 抽象的な支配・状況
例文3
Siamo sotto pressione.
私たちはプレッシャーの中にいる。
状況・力・影響の「下」にあることを表す。
2-2. ニュアンスの深掘り
sotto のコアは「上から何かがかぶさっている状態」。
それは単なる上下関係ではなく、逃げにくさ・影響下・制限を含む位置です。
イタリア語では、安心感(屋根の下)にも、不安(圧力の下)にも使われ、文脈次第で温度が大きく変わります。
だから sotto は「位置」よりも「状態」を語る言葉になりやすい。
例文
Lavorare sotto qualcuno.
誰かの指示のもとで働く。
2-3. 日常の中での登場シーン
家や街で
Il bar è sotto casa.(バールは家の下にある)
天候や自然の中で
Camminiamo sotto il sole.(太陽の下を歩く)
心理的な状況で
Essere sotto stress.(ストレス下にある)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. sotto と giù の違いは?

sotto は「位置関係」。
giù は「方向・移動」。
Q2. sotto は副詞としても使える?

使える。
例:Sotto c’è un errore.(下に間違いがある)
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
sotto casa(家のすぐ近くに)
sotto controllo(管理下に)
sotto voce(小声で)
派生語
sottile(薄い、繊細な)
sottotitolo(字幕)
この単語を含む慣用句
sotto gli occhi di tutti(誰の目にも明らかに)
tenere sotto pressione(プレッシャーをかける)
5.おまけ:ちょっとしたイタリア小話
イタリア人が
「sono sotto qualcosa」
と言うとき、それはたいてい楽な状況ではない。
sotto stress
sotto pressione
sotto esame
でも一方で
sotto casa
sotto il sole
のように、生活に密着した温度のある sotto もある。
イタリア語の sotto は、
「下=弱い」ではなく、
今どんな影響の中にいるかを静かに伝える言葉。
まとめ
| コアの意味 | 下にある |
| 広がる意味 | 影響下、支配下、状況の中 |
| ネイティブの感覚 | sotto は「位置」より「状態」を語る |
| 発音の注意 | 「ソッ」でしっかり詰める |
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