【「枝」だけじゃない】イタリア語の「ramo」の本当の使い方:自然から分野・人生の分岐まで
1. 単語の基本情報
| 単語 | ramo |
| 品詞 | 名詞 ※男性形は ramo、複数形は rami |
| 発音(カタカナ表記) | ラーモ |
| 主な意味 | 枝、分岐、部門、系統 |
| 由来 | ラテン語 ramus(枝)に由来。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 木や植物の「枝」
例文 1
Il ramo dell’albero si è spezzato.
木の枝が折れた。
もっとも基本的で具体的な意味。
例文 2
Un uccello è sul ramo.
鳥が枝にとまっている。
自然描写で非常によく使われる。
B. 分野・部門としての ramo
例文 3
Lavora nel ramo commerciale.
彼は商業部門で働いている。
「活動分野」「業界」という意味で使われる。
例文 4
È un ramo importante dell’industria.
それは産業の重要な分野だ。
経済・ビジネス文脈で頻出。
C. 抽象的な分岐・系統
例文 5
Questo è un ramo della famiglia.
これは一族の一系統だ。
血縁や系譜の「枝分かれ」を表す。
2-2. ニュアンスの深掘り
“ramo” は「幹から分かれて伸びるもの」というイメージを常に内包する言葉。
イタリア語では、中心(tronco)と周縁(rami)の関係が明確で、「全体の中の一部分」「本流から派生した存在」を自然に表す。
仕事・学問・家系など、人間社会の構造を説明する際にも、自然の比喩をそのまま持ち込む感覚が強い。
例:Un ramo della scienza.
科学の一分野。
2-3. 日常の中での登場シーン
自然や風景の描写
I rami sono coperti di neve.(枝が雪に覆われている)
仕事・業界の話
È un ramo in crescita.(成長中の分野だ)
家族や歴史の話題
Un ramo lontano della famiglia.(遠い親戚筋)
比喩的な説明
È un ramo secondario.(二次的な分野だ)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. ramo と settore の違いは?

ramo は「幹から分かれた分野」という比喩的感覚が強い。
settore はより制度的・区分的。
Q2. 抽象的な話でも自然?

とても自然。仕事・学問・経済の話で頻繁に使われる。
Q3. 複数形 rami はどんなとき?

複数の分野・枝・系統を並べて述べるとき。
I rami dell’industria.(産業の諸分野)
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
ramo d’azienda(企業部門)
ramo della scienza(学問分野)
ramo familiare(一族の系統)
派生語
ramificare(枝分かれする)
ramificazione(分岐、派生)
この単語を含む慣用句
ramo secco(役に立たない部分、死に枝)
tagliare un ramo(不要な部分を切り捨てる)
まとめ
| コアの意味 | 幹から分かれた枝 |
| 広がる意味 | 分野、部門、系統、派生 |
| ネイティブの感覚 | “ramo” は構造を自然に説明するための比喩語 |
| 発音の注意 | 「ラ」をはっきり、「モ」は軽く短く。 |
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