【「少年・少女」だけじゃない!】イタリア語の「ragazzo」の本当の使い方:年齢・距離感・親しさを映す言葉
1. 単語の基本情報
| 単語 | ragazza, ragazzo |
| 品詞 | 名詞 ※女性形は ragazza、男性形は ragazzo、複数形は ragazzi / ragazze |
| 発音(カタカナ表記) | ラガッツァ、ラガッツォ |
| 主な意味 | 少年、少女、若者、(口語で)彼氏・彼女 |
| 由来 | 語源ははっきりしていないが、中世イタリア語では「若い使用人」「若者」を指していた。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 年齢的に「若い人」
例文 1
È un ragazzo molto educato.
彼はとても礼儀正しい若者だ。
子どもから20代前半くらいまで、幅広く使われる表現。
日本語の「男の子」「青年」の中間的な感覚。
例文 2
Quando ero ragazza, abitavo qui.
私が若い頃、ここに住んでいた。
過去を振り返るときにも自然に使われます。
B. 親しみを込めた呼び方
例文 3
Ragazzi, andiamo!
みんな、行こう!
男女混合のグループにも使える万能な呼びかけ。
年齢が多少上でも、カジュアルな場面では普通に使われます。
例文 4
I ragazzi del bar sono simpatici.
あのバーの人たちは感じがいい。
必ずしも「若者」限定ではなく、話し手の距離感を反映。
C. 恋人を指す口語表現
例文 5
Il mio ragazzo lavora a Milano.
私の彼氏はミラノで働いている。
日常会話では「彼氏・彼女」を指す最も一般的な言い方。
年齢に関係なく使われます。
2-2. ニュアンスの深掘り
ragazzo は年齢を厳密に区切る言葉ではありません。
イタリア語では、年齢よりも「関係性・親しさ・立場」が重視されます。
そのため、30代でも恋人を ragazzo と呼ぶことは普通。
また ragazzi という呼びかけには、「仲間」「同じ場にいる人たち」という一体感が含まれます。
上下関係を強調しない、フラットな人間関係を好むイタリア的価値観が表れた語です。
例文
Siamo ancora ragazzi dentro.
私たちは心の中ではまだ若い。
2-3. 日常の中での登場シーン
友人同士の会話
Ragazzi, che facciamo stasera?(みんな、今夜どうする?)
家族の話題
Mia figlia è una brava ragazza.(娘はいい子だ)
恋人について話すとき
Il mio ragazzo arriva domani.(彼氏は明日来る)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. 「ragazzo」と「giovane」の違いは?

ragazzo は親しみのある日常語。
giovane はやや客観的で、年齢層を意識した表現。
ニュースや説明文では giovane が好まれます。
Q2. 大人に対して使うと失礼?

文脈次第。
親しみを込めた場面では問題ありませんが、フォーマルな場では避けた方が無難。
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
bravo ragazzo(いい子、誠実な人)
ragazza madre(未婚の母)
ragazzi giovani(若者たち)
派生語
ragazzino / ragazzina(少年、少女)
ragazzata(若気の至り)
この単語を含む慣用句
ragazzo prodigio(天才少年)
essere un bravo ragazzo(誠実な人である)
fare il ragazzo(若者ぶる)
まとめ
| コアの意味 | 若い人、親しみのある呼び方 |
| 広がる意味 | 仲間、恋人、距離の近さ |
| ネイティブの感覚 | ragazza, ragazzo は「年齢」より「関係性」を映す言葉 |
| 発音の注意 | -zz- をしっかり詰めて「ラガッツァ」「ラガッツォ」と発音 |
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