nascere

【「生まれる」だけじゃない!】イタリア語の「nascere」の本当の使い方:始まり・起源・自然な発生を表す動詞

1. 単語の基本情報

単語nascere
品詞動詞
※自動詞、助動詞は essere
発音(カタカナ表記)ナッシェーレ
主な意味生まれる、誕生する、始まる、自然に生じる
由来ラテン語 nasci(生まれる)に由来。

2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」

2-1. 例文と解説

A. 人・生命が「生まれる」

例文 1
Sono nata a Roma.
私はローマで生まれた。

出生地を述べる最も基本的な用法。
必ず essere を助動詞に取ります。

例文 2
È nato un bambino.
赤ちゃんが生まれた。

出来事としての「誕生」を客観的に伝える表現。

B. 物事・概念が「生まれる」「始まる」

例文 3
È nata un’idea interessante.
面白いアイデアが生まれた。

意図的に作るというより、「自然に湧き上がる」感覚。

例文 4
Da qui nasce il problema.
ここから問題が生じる。

原因・起点を示すときによく使われます。

C. 感情・関係・動きが「芽生える」

例文 5
È nato un rapporto di fiducia.
信頼関係が生まれた。

感情や人間関係が、時間をかけて形成されるニュアンス。

2-2. ニュアンスの深掘り

nascere は「誰かが生み出した」というより、「自然の流れの中で立ち上がった」という感覚を強く含みます。

イタリア語では、物事の始まりを人の意志だけで説明しない傾向があり、時間・状況・関係性の積み重ねの中で「気づいたら生まれていた」という言い方が好まれます。そのため nascere は、責任を押しつけない柔らかさと、流れを受け入れる姿勢を感じさせる動詞。
人生観や世界観が、言葉の選び方に反映されています。

例文
L’amicizia è nata col tempo.
友情は時間とともに生まれた。

2-3. 日常の中での登場シーン

自己紹介や履歴の場面
Sono nato a Milano.(ミラノ生まれです)

仕事や議論の場面
Da questa scelta nasce un rischio.(この選択からリスクが生じる)

感情や関係の話
È nato un forte legame.(強い絆が生まれた)

3.疑問に答えるQ&A

Q1. 「nato / nata」は形容詞的にも使える?

lumacayo
lumacayo

使えます。
「生まれつきの」「本来の」という意味になります。

例文
È un leader nato.
彼は生まれつきのリーダーだ。

Q2. 「nascere」と「creare」の違いは?

lumacayo
lumacayo

creare は「意図的に作る」。
nascere は「自然に生じる」。
主体の有無が大きな違いです。

4.関連表現・派生語

よく使われる連語
nascere a(〜で生まれる)
nascere da(〜から生じる)
nascere col tempo(時間とともに生まれる)

派生語
nascita(誕生、出生)
rinascere(生まれ変わる)

この単語を含む慣用句
nascere sotto una buona stella(幸運に恵まれて生まれる)
non essere nata/nato ieri(世間知らずではない、経験豊富だ、騙されない)

まとめ

コアの意味自然に「生まれる」「始まる」
広がる意味誕生、起源、感情や関係の芽生え
ネイティブの感覚nascere は「流れの中で起こる始まり」
発音の注意sc + e は「シェ」、「ナッシェーレ」と発音する

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