parco

【「公園」だけじゃない!】イタリア語の「parco」の本当の使い方:遊び場から国立公園まで

1. 単語の基本情報

単語parco
品詞名詞(男性名詞)
発音(カタカナ表記)パルコ
主な意味公園、 パーク、 保護区域、 国立公園
由来ラテン語 parricus(囲われた空間)に由来し、「囲って保護された土地」という概念が現在まで続いている。

2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」

2-1. 例文と解説

A. 遊び場や緑地としての「公園」

例文 1
Andiamo al parco a fare una passeggiata.
散歩をしに公園へ行こう。

最も日常的な意味。家族連れや犬の散歩のイメージ。

B. 国立公園や保護区域

例文 2
Il Parco Nazionale del Gran Paradiso è bellissimo.
グラン・パラディーゾ国立公園はとても美しい。

固有名称では頭文字を大文字にすることが多い。
自然保護や観光の話題でも頻出。

C. 建物周辺の敷地・複合施設としての“park”

例文 3
Quel parco commerciale è sempre pieno.
あのショッピングパークはいつも混んでいる。

“parco commerciale(商業パーク)”など、広い敷地の複合施設にも使われる。

2-2. ニュアンスの深掘り

“parco”は単なる遊び場ではなく、「自然の中にある、保護された区域」という感覚が基本にある。

「公園=みんなの場所」という公共性が強く、街の生活に密着している。
一方で国立公園の場合はスケールが大きく、自然保全のイメージが加わる。

例文:Il parco è un luogo per rilassarsi.(公園はリラックスする場所だ)

2-3. 日常の中での登場シーン

散歩やレジャーの話題
C’è un bel parco vicino a casa mia.(家の近くに素敵な公園がある)

子育て・学校の話題
I bambini giocano al parco dopo scuola.(子どもたちは放課後公園で遊ぶ)

旅行や自然観光の場面
Abbiamo visitato un parco naturale.(自然公園を訪れた)

施設の案内
Il parco è aperto fino alle 22.(その公園は22時まで開いている)

3.疑問に答えるQ&A

Q1. “parco giochi” と “parco” の違いは?

lumacayo
lumacayo

parco giochi=遊具のある「遊び場」。
parco=より広く、自然や緑を含む公共空間。

Q2. “giardino” と “parco” の違いは?

lumacayo
lumacayo

giardino=より小さく整備された庭。個人宅・施設にも使う。
parco=より広大で公共性の強い緑地。

4.関連表現・派生語

よく使われる連語
parco giochi(遊び場)
parco nazionale(国立公園)
parco naturale(自然公園)
parco pubblico(公共公園)

まとめ

コアの意味公共の緑地、公園。
広がる意味国立公園、複合商業施設など保護・管理された広い空間。
ネイティブの感覚“parco”は憩いの場であり、生活に溶け込んだ自然の象徴。
発音の注意パルコ。“r”を軽く巻くと自然。

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