fortuna

【「運」だけじゃない!】イタリア語の「fortuna」の本当の使い方:幸運・偶然・めぐり合わせ

1. 単語の基本情報

単語fortuna
品詞名詞(女性名詞)
発音(カタカナ表記)フォルトゥーナ
主な意味運、幸運、偶然、めぐり合わせ、つき、運勢
由来ラテン語 fortuna(運命の女神フォルトゥーナ)に由来。

2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」

2-1. 例文と解説

A. 良い意味での「幸運」

例文 1
Ho avuto fortuna.
運がよかった。

一般的な“幸運”で、日本語の「ラッキー」に近い自然な表現。

B. 偶然・運のめぐり合わせ

例文 2
È stata pura fortuna che ci siamo incontrati.
私たちが出会ったのは純粋に偶然だった。

努力とは別に働く「巡り合わせ」「成り行き」のニュアンスが強い。

C. 運命的・象徴的な「運」

例文 3
La fortuna gira.
運は巡るものだ。

ことわざ的に“運の流れ・人生の波”を示す際にもよく用いられる。

2-2. ニュアンスの深掘り

“fortuna”は「たまたま」「偶然」のニュアンスを含むのが特徴。

avere fortuna(運がある)”はポジティブな幸運、“che fortuna!(なんてラッキー!)”は驚きの感情を込める。

対義語は“sfortuna(不運)”。“portare fortuna(運をもたらす)”など、運の流れを擬人化して語るのがイタリアらしい。

例文:Che fortuna averti incontrato!(あなたに出会えて本当に幸運だ)

2-3. 日常の中での登場シーン

試験や仕事での成功
Per fortuna è andato tutto bene.(幸いすべてうまくいった)

偶然の出会い
Che fortuna vederti qui!(ここで会うなんてラッキーだ)

運勢や人生の話
La fortuna cambia velocemente.(運はすぐ変わるものだ)

物事がギリギリでうまくいった場面
Ho preso il treno per fortuna!(幸い電車に間に合った)

3.疑問に答えるQ&A

Q1. “fortuna” と “caso” の違いは?

lumacayo
lumacayo

fortuna=幸運寄りの「偶然」。
caso=中立的な「偶然」「成り行き」。

Q2. “per fortuna” は皮肉にも使える?

lumacayo
lumacayo

使える。
文脈によって「幸いね(皮肉)」という軽い嫌味になることもある。

4.関連表現・派生語

よく使われる連語
avere fortuna(運がある)
per fortuna(幸い)
che fortuna!(ラッキー!)
portare fortuna(幸運をもたらす)
colpo di fortuna(一発の幸運)

派生語
fortunato(運の良い)
sfortuna(不運)
sfortunato(不運な)

この単語を含む慣用句
La fortuna aiuta gli audaci.(幸運は大胆な者に味方する)
La fortuna gira.(運は巡る)
un colpo di fortuna(思いがけない幸運)

まとめ

コアの意味運・幸運・偶然のめぐり合わせ。
広がる意味人生の運勢、偶然の作用、流れを読む感覚。
ネイティブの感覚努力とは別の「風のような運」を感じさせる言葉。
発音の注意フォルトゥーナ。語末を軽く伸ばすと自然。

カテゴリ一覧:

  • alfabeto
  • parti-del-discorso
  • tema
  • frequenza