【勝つ以上の意味を持つ】イタリア語「vincere」が映す誇りと情熱の文化
1. 単語の基本情報
| 単語 | vincere |
| 品詞 | 動詞 ※過去分詞は vinto |
| 発音(カタカナ表記) | ヴィンチェレ |
| 主な意味 | 勝つ 打ち勝つ 克服する |
| 由来 | ラテン語 vincere(縛る、征服する)に由来します。 |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 試合や競争に勝つ
例文1
Abbiamo vinto la partita.
私たちは試合に勝った。
スポーツの文脈では最も基本的な使い方です。
目的語に勝った対象を取ります。これは感情表現ではなく、対立構造の中で優位に立つことを示す動詞です。
B. 困難に打ち勝つ
例文2
Ha vinto la paura.
彼は恐怖に打ち勝った。
物理的な相手だけでなく、抽象的な感情や状況にも使われます。ここでは「恐怖」があたかも対戦相手のように扱われています。
C. 宝くじや賞を当てる
例文3
Ho vinto cento euro.
私は100ユーロ当たった。
この場合は「賞金を得る」という意味になります。目的語は得たものです。動詞の後に何が置かれるかで構造が変わる点がポイントです。
2-2. ニュアンスの深掘り
イタリアにおいて vincere は単なる結果ではなく、感情の爆発と結びついています。特に calcio の世界では、勝利は家族や地域の誇りそのものです。
同時に、困難を乗り越えるときにもこの動詞が使われます。つまり vincere は「相手を制する」だけでなく、「自分を超える」ことも含みます。
この語は意味で覚えるよりも、常に何かとの対立構造を持つ動詞として見ると理解が深まります。
例文
Possiamo vincere insieme.
私たちは一緒に勝つことができる。
2-3. 日常の中での登場シーン
スタジアムで
Dobbiamo vincere oggi!(今日は絶対に勝たなければならない!)
試験前に
Vincerò questa sfida.(この挑戦に勝つぞ。)
宝くじ売り場で
Spero di vincere qualcosa.(何か当たるといいな。)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. vincere と battere の違いは?

battere は「打ち負かす」という直接的な行為に焦点がありますが、vincere は勝利という結果に焦点があります。
battere qualcuno と言う場合は相手を明示しますが、vincere は賞や困難も目的語にできます。
Q2. 過去形は不規則?

はい。過去分詞は vinto になります。複合過去では avere を使い、ho vinto の形になります。
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
vincere la partita(試合に勝つ)
vincere la paura(恐怖に打ち勝つ)
派生語
vittoria(勝利)
この単語を含む慣用句
vincere a mani basse(圧勝する)
まとめ
| コアの意味 | 対立の中で勝利する |
| 広がる意味 | 困難を克服する 賞を得る |
| ネイティブの感覚 | 勝利は誇りと共同体意識に結びつく。常に何かとの対立構造を持つ動詞。 |
| 発音の注意 | vin の n ははっきり発音し、チェレは柔らかく「チェレ」と発音する。 |
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