【送る】だけでは終わらない――イタリア語 inviare が示す「正式に託す」感覚
1. 単語の基本情報
| 単語 | inviare |
| 品詞 | 動詞(不定詞) |
| 発音(カタカナ表記) | インヴィアーレ |
| 主な意味 | 送る、発送する、送信する、差し向ける |
| 由来 | 送る、発送する、送信する、差し向ける |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 書類・データを正式に送る inviare
例文1
Ho inviato il documento via email.
メールで書類を送った。
inviare は、メールや書類などを「正式な手段で送る」場面で最もよく使われる動詞で、口語的な軽さよりも、業務的・手続き的な響きを持つ。
B. 人や物を目的をもって送り出す inviare
例文2
L’azienda ha inviato un tecnico sul posto.
会社は現地に技術者を派遣した。
この用法では、単に移動させるのではなく、役割や任務を与えて送り出すニュアンスが強い。意図と責任が伴う点が特徴。
C. メッセージ・合図を発する inviare
例文3
Ha inviato un chiaro segnale di cambiamento.
彼(彼女)は変化の明確なシグナルを発した。
inviare は物理的な対象だけでなく、メッセージやサインといった抽象的なものにも使われる。ここでは「意図を外に向けて明確に差し出す」という感覚が前面に出る。
2-2. ニュアンスの深掘り
inviare は、イタリア語の「送る」系動詞の中でも特にフォーマルで、行為に責任や手続きが伴う場合に選ばれる語である。
語源が示す通り、何かを「道に乗せる」=自分の手元を離れ、相手や目的地へ向かうプロセスを正式に開始させる感覚があるため、メール、書類、派遣、人事、公式発表などと相性が良い。
イタリア人にとって inviare は軽いアクションではなく、「一度送ったら戻らない」「外の世界に託す」という意識を伴う動詞であり、その重みが語感にも表れている。
例文
Una volta inviato il modulo, non si può modificare.
一度送信した申請書は修正できない。
2-3. 日常の中での登場シーン
仕事・事務手続き
Inviare una richiesta ufficiale.(正式な依頼を送る)
デジタルコミュニケーション
Inviare un messaggio vocale.(音声メッセージを送信する)
組織・人事
Inviare qualcuno all’estero.(誰かを海外に派遣する)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. inviare と mandare の違いは?

mandare は日常的で幅広く使える「送る」ですが、inviare はよりフォーマルで、書類・公式連絡・業務連絡などに向いています。仕事の文脈では inviare の方が自然です。
Q2. 口語で inviare を使うと硬すぎる?

友人同士の会話ではやや硬く聞こえることがあります。
その場合は mandare を使うのが一般的で
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
inviare un’email(メールを送る)
inviare una domanda(申請を提出する)
派生語
invio(送付、発送)
この単語を含む慣用句
inviare al mittente(差し戻す、送り返す)
まとめ
| コアの意味 | 正式に送り出す |
| 広がる意味 | 書類、人物、メッセージ、意図を外へ託す |
| ネイティブの感覚 | 送る=責任をもって手放す行為 |
| 発音の注意 | vi は「ヴィ」とはっきり発音し、語尾 -are は弱く流さない |
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