durante

【時間の中にそっと入り込む前置詞】イタリア語 durante:出来事を「包み込む」感覚の時間表現

1. 単語の基本情報

単語durante
品詞前置詞
発音(カタカナ表記)ドゥランテ
主な意味〜の間に
〜の最中に
由来ラテン語 dūrāre(続く、持続する)に由来し、「ある出来事が続いている時間の内部」を示す感覚を持つ。

2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」

2-1. 例文と解説

A. ある出来事の継続時間を示す用法

例文1
Durante la lezione ho preso appunti.
授業の間、私はノートを取った。

durante は出来事の始まりから終わりまでを一つのまとまりとして捉え、その内部で別の行為が行われたことを示す。

B. 状況・期間の中で起きた行為を示す用法

例文2
Durante l’estate lavorava in Italia.
夏の間、彼はイタリアで働いていた。

特定の一点ではなく、ある期間全体を背景として提示するのが durante の特徴。

C. 抽象的な出来事にも使われる用法

例文3
Durante la discussione è emerso un problema.
議論の最中に問題が浮かび上がった。

物理的な時間だけでなく、出来事やプロセスの進行中を表すのにも自然に使われる。

2-2. ニュアンスの深掘り

durante は「〜の間に」と訳されるが、イタリア語母語話者の感覚では「時間の中に入っている」意識が強い。
a や per が時間の端点や長さに目を向けるのに対し、durante は出来事の流れそのものを包み込む。

イタリア語では出来事を線ではなく「場」として捉える傾向があり、durante はその場の内部で何が起きたかを語るための前置詞として選ばれる。

例文
Durante il viaggio ho pensato molto.
旅の間、私はたくさん考えた。

2-3. 日常の中での登場シーン

学校や仕事
Durante la riunione nessuno ha parlato.(会議の間、誰も話さなかった)

季節や期間
Durante l’inverno fa freddo.(冬の間は寒い)

出来事の進行中
Durante il film ha pianto.(映画の最中に彼女は泣いた)

3.疑問に答えるQ&A

Q1. durante と mentre の違いは?

lumacayo
lumacayo

durante は前置詞で名詞と使い、
mentre は接続詞で文と文をつなぐ。

Q2. per と置き換えられる?

lumacayo
lumacayo

per は「どれくらいの長さ」を示し、
durante は「その時間の中」を示すため完全には置き換えられない。

4.関連表現・派生語

よく使われる連語
durante il giorno(日中に)
durante la notte(夜の間に)

まとめ

コアの意味出来事の継続時間の内部
広がる意味期間
状況
プロセス
ネイティブの感覚時間を一つの場として捉える
発音の注意語頭の du を弱く、ran に軽くアクセントを置く

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