【「わかる」を超えて】イタリア語 capire が表す、理解・共感・関係性の深さ
1. 単語の基本情報
| 単語 | capire |
| 品詞 | 動詞 ※不定詞。性の区別はなく、活用形として capisco, capisci, capisce などが用いられる。 |
| 発音(カタカナ表記) | カピーレ |
| 主な意味 | 理解する 分かる 察する |
| 由来 | ラテン語 capere(つかむ、捉える) |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 情報や内容を理解する
例文1
Capisco la lezione.
私はその授業を理解している。
知識や説明の内容を頭で把握できている状態を表す、最も基本的な用法。
B. 気持ちや立場を理解する
例文2
Capisco come ti senti.
あなたの気持ちは分かる。
感情や状況への共感を示すときに使われ、単なる知的理解を超える。
C. 文脈や意図を察する
例文3
Ho capito cosa intendi.
言いたいことは分かったよ。
言葉の裏にある意図や空気を汲み取ったことを示す。
2-2. ニュアンスの深掘り
capire はイタリア語において「理解=情報処理」では終わらない。
語源の capere が示す通り、「つかむ」「手に取る」感覚があり、相手の言葉や感情を自分の内側に引き寄せる行為を含む。
そのため、capisco と言うことは、相手との距離を縮め、関係性を肯定する行為でもある。イタリア人にとって理解とは、頭だけでなく心を動かすプロセスなのだ。
例文
Ti capisco davvero.
本当にあなたの気持ちが分かる。
2-3. 日常の中での登場シーン
会話の中で
Capisco, continua.(分かったよ、続けて)
感情を共有するとき
Capisco il tuo dolore.(あなたの苦しみは分かる)
説明の後で
Hai capito?(分かった?)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. capire と comprendere の違いは?

comprendere はやや理知的で客観的、
capire は感情や共感を含みやすい。
Q2. 「分かった!」の一言で使える?

使える。Ho capito は非常によく使われる自然な表現。
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
capire bene(よく理解する)
capire subito(すぐに分かる)
この単語を含む慣用句
capire al volo(即座に察する)
まとめ
| コアの意味 | 理解する |
| 広がる意味 | 共感する、察する、受け取る |
| ネイティブの感覚 | 頭と心の両方で「つかむ」行為 |
| 発音の注意 | pi をはっきり発音し、語尾 -re を弱く流す |
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