【数える、だけじゃない】イタリア語 contare が示す「重み」と人間関係の感覚
1. 単語の基本情報
| 単語 | contare |
| 品詞 | 動詞 ※活用動詞(-are 動詞) |
| 発音(カタカナ表記) | コンターレ |
| 主な意味 | 数える、重要である、価値がある、頼りにする |
| 由来 | ラテン語 computare(計算する) |
2.イタリア語母語話者が教える「本当の使い方」
2-1. 例文と解説
A. 数量を数えるという基本用法
例文1
Conto fino a dieci.
10まで数える。
最も基本的な意味で、物理的・数量的な「数を把握する」行為を表す。
B. 重要性・価値を示す用法
例文2
Qui conta la qualità, non la quantità.
ここでは量ではなく質が重要だ。
contare は「重要である」「意味を持つ」という抽象的な価値判断にも使われ、何が本質かを示す際に頻繁に登場する。
C. 人や物を頼りにする用法
例文3
Puoi contare su di me.
私を頼りにしていいよ。
前置詞 su とともに使われることで「信頼」「支え」といった人間関係のニュアンスを帯びる。
2-2. ニュアンスの深掘り
contare はイタリア語話者にとって「数字を扱う行為」よりも、「何に重みを置くか」「誰を信じるか」といった価値観に深く結びついた動詞である。イタリア社会では、形式や数値よりも実質や人間関係が重視される場面が多く、contare が使われるときは往々にして「本当に大事なものは何か」という暗黙の問いが含まれる。そのため、この動詞は理性的でありながら感情的な側面も併せ持つ。
例文
Alla fine contano le persone.
結局大切なのは人だ。
2-3. 日常の中での登場シーン
会議や議論で
Conta l’esperienza.(経験が重要だ)
友人同士で
Conto su di te.(君を頼りにしてる)
数字を扱う場面で
Conta i biglietti.(チケットを数えて)
3.疑問に答えるQ&A
Q1. contare は必ず「数える」意味?

いいえ。抽象的に「重要である」「意味を持つ」という使い方が非常に多い。
Q2. contare su は決まり表現?

はい。「頼る」「信頼する」を表す定型的な言い回し。
Q3. essere importante とどう違う?

essere importante は説明的だが、
contare は話者の価値判断や感情がより強く反映される。
4.関連表現・派生語
よく使われる連語
contare su qualcuno(〜を頼りにする)
contare poco(あまり重要でない)
派生語
conto(勘定、計算、説明)
この単語を含む慣用句
fare i conti(計算する、折り合いをつける)
まとめ
| コアの意味 | 数を把握する、重要である |
| 広がる意味 | 価値判断、信頼、人間関係 |
| ネイティブの感覚 | 数字より「本質」を測る動詞 |
| 発音の注意 | アクセントは後半にあり、語尾を明確に発音する |
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